"GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代"を読んで
どうも、名ブタです。
― テイカーには通じない“ギバー戦略”の話
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント著)という本がある。
僕がこれを耳読(オーディオブック)したのは、たしか今年の春くらい。
この本は、ざっくり言えば人間を3タイプに分けている。
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ギバー(与える人)
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テイカー(奪う人)
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マッチャー(損得のバランスを取る人)
そのうえで、長期的にもっとも成功するのはギバーであるというテーマで話が展開していく。
とはいえ、ギバーなら誰でも成功するという話ではなくて、ちゃんと戦略的に動けるギバーが最終的に報われる、というバランス感覚のある内容だ。
当時読んだときも「なるほどな~」とは思ってたんだけど、
実はつい最近、この知識が“あと一歩で役に立ちそうだった場面”があった。
ある社内のミーティングで、名ブタは上役3人と話す機会があった。
ちょっとした確認程度の打合せだったんだけど、名ブタ的にはちゃんと方向性を確認した上で進める内容だと判断したので事前に資料を作成してガチでミーティングに臨んだ。
2人には響いた感じがあった。
でも、残る1人、一番偉い人物だけがなんかフワフワしていて話が噛み合わなかった。妙に他社の話を出してくるし、「こっちの話をちゃんと聞いてるのか?」という反応だった。
打合せ後、僕は少し反省した。
「あれ? あの人って、もしかしてテイカーじゃね?」
ふと思ったのだ。
それも、ギバーを装ったテイカー。つまり、表面上は協調的だけど、中身は自分の得と評価しか興味ないタイプ。
そう考えたら、全部つながった。
僕はそのとき、会社全体の将来を見据えた“いい提案”をしたつもりだったけど、
テイカーに長期的視点や全体最適を訴えても、まったく刺さらないのだ。
彼に必要だったのは、おそらくこういうアピールだった。
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「それやると他社にマウント取れますよ」
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「あなたが評価される話です」
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「短期的に目立ちます」
そう、自分に直接メリットがあるように見えない話は、届かないのだ。
もしあの場で相手がテイカーだと即断できていれば、
もう少し説得のやり方を変えられたかもしれない。
でも、今回は間に合わなかった。知識はあったのに。
ただ、それでもこの経験のおかげで、本の内容が頭じゃなく“腹に落ちた”。
「知ってる」と「使える」は違う。
そう感じた一件だった。